物価高騰のなか学生を支援 パンを100円で販売 岩手大学

物価の高騰が続く中、学生を支援しようと岩手大学で地元で人気のパンが100円で販売されました。
29日から9日間、行うということです。

岩手大学で販売されたのは、盛岡市の人気店「福田パン」のコッペパンです。

あんパンやジャムパン、ピーナツバターなど14種類あり、ふだん150円から190円で売られているのがすべて100円で販売されました。

大学生協に設けられた売り場には学生が次々と訪れてお目当てのパンを購入し、昼過ぎには用意された200個が売り切れていました。

買いに来た学生は「いろいろなものが値上がりしていることを日々実感しているので、100円でパンを買えるのは非常にありがたいです」と話していました。

岩手大学では物価高騰に苦しむ学生を支援しようと、寄付金を元にした基金を活用するなどして、これまでにも100円の朝食や200円の弁当を売り出しています。

「福田パン」の100円での販売は去年7月にも行われ、好評だったことから今回、再び行われました。

来月8日までの土日を除く9日間、毎日300個を販売するということです。

岩手大学学生支援課の高橋潤課長は「お金がないと食費から削っていくという学生も多いので、こうした支援を今後も続けていきたい」と話していました。