「嘱託警察犬」を任命 ことしは県内で26頭任命

事件の捜査や行方不明者の捜索に協力する民間で訓練された犬、「嘱託警察犬」の任命が各地の警察署で行われています。
ことしは県内であわせて26頭が任命され、1年間、活動します。

盛岡東警察署では29日、6歳のラブラドール・レトリーバーが嘱託警察犬として任命されました。

嘱託警察犬はふだんは一般の家庭や民間の訓練施設などで訓練を受け、警察から要請があれば事件の捜査や行方不明者の捜索などに協力します。

任期は1年間で、去年、審査が行われ、ことしは前の年より2頭少ない26頭が合格しました。

今月から活動が始まっていて、それぞれ最寄りの警察署で任命を受けています。

警察によりますと、県内では去年1年間に、嘱託警察犬がのべ41回出動しました。

29日任命されたラブラドール・レトリーバーは5年連続で任命されていて、去年は山岳遭難に2回、出動したということです。

任命を受けたイヌの指導手、岡惠介さんは「ことしは元旦に能登で地震がありましたが、嘱託警察犬としてさまざまな現場で行方不明者を探して救える命が救えたらいいと思います」と話していました。