センバツ高校野球 秋の東北大会ベスト4の一関学院選出ならず

ことし3月に甲子園球場で開かれるセンバツ高校野球の出場校が発表され、去年、秋の東北大会ベスト4の一関学院は選ばれませんでした。

一関市にある一関学院では野球部の部員が集まり午後3時半ごろから行われた、出場校発表のライブ配信を見守っていました。

去年秋の地区大会の成績などを参考にした「一般選考」では東北地区からは3校が選ばれるため秋の東北大会でベスト4に進んだ一関学院は出場が期待されていました。

しかし選ばれたのは東北大会優勝校の青森山田、準優勝した青森の八戸学院光星、そして一関学院と同じ東北大会ベスト4の福島の学法石川の3校でした。

選考委員会は学法石川は東北大会で準決勝まで宮城県と秋田県大会を1位で通過したチームに勝ったことを高く評価し投手力や打撃力などから決勝に進んだ2校に次ぐと判断したということです。

選ばれなかったことについて高橋滋監督は「選ばれなかった悔しい気持ちを切り替えて夏の甲子園で強い一関学院を見せられるよう頑張っていこう」と選手に呼びかけると悔しさからか、涙を見せる選手もいました。

一関学院のキャプテン松本導士選手は、「センバツまで行けるか行けないかまで進んだことには意味があり結果的には選ばれなかったが、あとは夏に向かって行くだけだ」と話していました。

また主軸を担う梅田昇希選手は「本当に悔しい。自分たちの力が足りなかったと思う」などと話していました。

さらに東北大会でエースナンバーをつけた高澤奏大投手は「東北大会で失点しなければこの結果にはならなかった。自分たちはもっと上のレベルでプレーできると信じている」と話していました。

センバツ高校野球は甲子園球場で3月18日に開幕し、休養日を含めて13日間の日程で行われます。