大槌町で東日本大震災追悼イベントに向けメッセージカード作り

東日本大震災からことしで13年となるなか、岩手県大槌町では、3月11日に行われる追悼イベントに向けたメッセージカード作りが行われました。

大槌町では、ことしも3月11日にボランティア団体などが主催して、灯籠の明かりをともして東日本大震災の犠牲者を追悼するイベントが行われます。

21日は、イベントで展示する手書きのメッセージカード作りが町内のショッピングセンターで行われ、ボランティアの地元の高校生や買い物客などが参加しました。

参加した人たちは、町のシンボルの一つ、サケの形をしたカードに、「震災を忘れない」とか「津波前のようなにぎやかさを取り戻したい」などと思い思いのことばをつづっていました。

能登半島地震の被災者を応援することばを書き込んだ、震災で自宅が全壊し親族も亡くした80代の男性は「能登半島地震があって改めて13年前のことを思い出す。被災地では寒さも厳しく避難生活は大変だと思うが、ふんばってほしい」と話していました。

実行委員長の松永いづみさんは「メッセージを通して震災の教訓を次世代に引き継いでいきたい」と話していました。