県内の多くの小学校で始業式 3学期がスタート

県内の多くの小学校で17日、3学期の始業式が行われ、雫石町の小学校では能登半島地震で被害を受けた人たちに対し、少しでも力になりたいとした声が聞かれました。

雫石町の御所小学校では、児童100人あまりがおよそ1か月ぶりに登校しました。

始業式では堀切茂行校長が子どもたちに対し、「大きな成長を期待しています」とした上で「1日には能登半島地震が、そして29年前のきょうは阪神・淡路大震災がありました。3月に13年目になる東日本大震災で被害を受けた岩手に住んでいる私たちにできることがないか考えてみませんか」と語りかけました。

これに対し6年生で児童会長の伊藤蓮太さんが「能登半島地震をニュースでみて勉強した東日本大震災と同じようなことが起きていると知りました。少しでもいいから力になりたいです」と述べました。

式のあと子どもたちは教室で冬休みの思い出を発表しました。

2年生の児童は「冬休みは映画を見てラーメンを食べたことが楽しかったです」と話していました。

別の児童は「クレーンゲームをしてたくさん取れて楽しかったです。3学期は勉強を頑張りたいです」と話していました。

県教育委員会によりますと17日は県内の公立小学校269校のうち77校で始業式が行われ、最も多くなりました。

19日までにすべての小学校で3学期が始まります。