3つの高校で介護学ぶ生徒たち 施設での実習体験の合同発表会

県内の3つの高校で介護を学んでいる生徒たちが、介護施設での実習体験について報告する発表会が一戸町の一戸高校で行われました。

発表会は一戸高校で行われ、この高校と久慈東高校で介護福祉士などを目指して学んでいる生徒、合わせて50人が集まりました。

このほか、リモートで一関第二高校の生徒3人も参加し、3つの高校の合同の発表会となりました。

発表した生徒はいずれも介護施設での実習を終えていて、発表会ではこの実習体験について報告しました。

このうち一戸高校の生徒は、生活環境に不安を感じているように思えた施設の利用者に対し、施設でのきょう一日の予定をきめ細かく伝えたり、手足をマッサージしたりして、ストレスを和らげるよう努めたと報告しました。

こうした報告に対して、二戸市の介護施設の施設長が講評を述べ、「利用者の生活の質の向上させるためには、利用者ができることと、できないこと、意欲的なことと意欲的になれないことの4つを把握することが大切だ」などと伝えていました。

発表を行った一戸高校の3年生小野寺咲葵さんは「きょう学んだことを生かし、利用者とたくさん話して少しでもニーズに沿った支援ができるように心がけたいです」と話していました。