能登半島地震 岩手医科大の精神医療チームが石川県に出発

能登半島地震で被災するなどした人たちの心のケアにあたる岩手医科大学附属病院のDPAT=災害派遣精神医療チームが、石川県に出発しました。

出発したのは、岩手医科大学附属病院の医師と看護師、保健師など合わせて4人で、DPATとして活動します。

DPATは、大規模な災害が発生したときに心のケアにあたる精神医療の専門家チームで、病院などで精神疾患の患者の治療をサポートしたり、避難所などを巡回して心のケアにあたります。

病院では12日夕方、病院や県の職員が4人を見送り、派遣の調整を行っている県障がい保健福祉課の日向秀樹総括課長が「派遣に応じてくれてありがとうございます。健康に気をつけて活躍してください」と激励しました。

このあと4人が車に乗り込み、石川県に向けて出発しました。

13日、DPATの活動拠点となっている石川県七尾市の「能登総合病院」に入り、打ち合わせなどを行った後、活動を始めるということです。

メンバーの大塚耕太郎医師は「現地のニーズは、災害現場でさまざまなので、困っている方の気持ちに寄り添って必要な支援を提供したい」と話していました。