盛岡市に宿泊した観光客 コロナ禍前の同時期をわずかに上回る

盛岡市のホテルなどに宿泊した観光客は去年1月から10月までの累計で90万人あまりとなり、コロナ禍前の2019年の同じ時期をわずかに上回りました。
市はことしも国内外へのPRを強化したいとしています。

盛岡市によりますと、去年1月から10月までに盛岡市のホテルなどに宿泊した観光客は、およそ90万8600人でした。

前の年の同じ時期に比べて14万人あまり、率にして19.2%増えていて、コロナ禍前の2019年の同じ時期と比べても1万人あまり、率にして1.2%増えました。

一方、外国人観光客は累計で4万9000人あまりで、前の年のおよそ13倍にあたりますが、2019年の同じ時期と比べるとおよそ90%にとどまりました。

国別では、台湾が2万2500人で最も多く、次いでタイが3800人、中国が3600人、アメリカが3300人などとなっています。

盛岡市は、去年、アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズが選ぶ「ことし行くべき52か所の旅行先」で2番目に選ばれていて、盛岡市観光課は「中国や台湾の観光客はコロナ禍前の水準には戻っていないものの、ニューヨーク・タイムズ効果で欧米からの観光客が増えている。ことしもこの流れに乗り、国内外へのPRを強化したい」としています。