能登半島地震の被災地で炊き出し支援 出発を前に食材準備

東日本大震災のあと被災者を支援しようと設立された盛岡市の市民団体が能登半島地震の被災地で炊き出しなどをして支援することになり11日現地へ出発するのを前に食材などの準備をしました。

能登半島地震の被災地に向かうのは盛岡市の市民団体、「SAVEIWATE」のスタッフです。

10日午後3時ごろからは盛岡市中央卸売市場で現地での炊き出しに必要なにんじんやたまねぎなどの食材などをトラックに積み込みました。

「SAVEIWATE」は東日本大震災の被災者を支援しようと盛岡市の有志が集まって作られた団体で、その後も県内外の災害現場で支援金を募集したりボランティア活動をサポートするなどしてきました。

今回の能登半島地震では石川県内の避難所と連絡を取ったうえで炊き出しで支援するため現地に行くことを決めたということです。

「SAVEIWATE」の寺井良夫理事長は、「東日本大震災では全国各地から応援をもらったのでお返しの気持ちを込めて温かい食事を提供し、ほんの少しでもやすらぎを感じてもらいたい」と話していました。

「SAVEIWATE」のスタッフは11日石川県に向けて出発し、12日から5日間、避難所でカレーやシチューを作ってふるまうことにしています。