11月の盛岡市の消費者物価指数 前年同月より3.7%上昇

家庭で消費するモノやサービスの値動きをみる先月・11月の盛岡市の消費者物価指数は、食品の値上げなどから前の年の同じ月と比べて3.7%の上昇となりました。
3%以上の上昇は1年2か月連続です。

総務省によりますと、11月の盛岡市の消費者物価指数は、天候による変動が大きい生鮮食品を除いた指数が、2020年の平均を100として108.2となり、前の年の同じ月を3.7%上回りました。

前の年の同じ月を上回ったのは2年6か月連続、3%以上の上昇は1年2か月連続となりました。

主な要因は食品の値上げで、前の年の同じ月に比べて8.6%上がりました。

このうち牛乳や卵、バターなどの「乳卵類」は16.1%の上昇となりました。

このほかハムやソーセジなどを含む「肉類」が15.4%、「菓子類」が13.2%、「野菜・海藻」が9.5%の上昇となりました。

このほか、住居の修繕・維持にかかる費用や家事用の消耗品、衣料品や書籍など、幅広い分野に値上がりが広がっています。

一方で「電気代」は政府の負担軽減策や燃料価格の低下で下落幅が拡大し、前の年の同じ月に比べて11.6%の下落となりました。