県内経済「持ち直し」3か月連続で据え置き 日銀盛岡事務所

先月=11月の県内経済について、日銀盛岡事務所は飲食や宿泊など個人消費が回復しているとして「持ち直している」という判断を3か月連続で据え置きました。

日銀盛岡事務所は26日、先月の県内の金融経済概況を発表しました。

それによりますと「個人消費」は、新車の販売が好調なことに加えて、飲食やサービス業の需要はゆるぎなく回復しているとしています。

また「設備投資」はEV=電気自動車関連の長期的な需要拡大を見越した工場などへの投資が引き続き増加しているとしています。

この結果、県内経済は「持ち直している」という判断を3か月連続で据え置きました。

日銀盛岡事務所は「個人消費の強さが続くかどうかは、企業の今後の賃上げの動向に大きく影響を受けるため注視する必要がある。また、半導体関連の在庫が減ってきているという声が多く聞かれるようになり、県内経済が上振れする可能性があるが、アメリカや中国の景気の先行きには不透明感もあり、水をささないか注意が必要だ」としています。