児童施設や老人ホームにクリスマスケーキ贈る 盛岡のパン会社

25日はクリスマスです。
児童施設や老人ホームでクリスマスを楽しんでもらおうと、盛岡市に本社があるパンのメーカーが、施設に対し2500人分のケーキを贈りました。

クリスマスケーキを贈ったのは、盛岡市の「白石食品工業」で、25日、盛岡市と近隣にある児童養護施設や特別養護老人ホームなどの代表を招いて贈呈式を行いました。

ケーキは551個が用意され、合わせて104の施設のおよそ2500人に届けられるということです。

贈呈式では、白石雄一社長が障害者施設の利用者にクリスマスケーキを手渡し、利用者が「ありがとうございます。おいしく楽しく頂きたいと思います」と感謝を伝えていました。

この会社では施設にいて家族と一緒に過ごせない人たちにもクリスマスを楽しんでもらおうと、55年前の1968年からクリスマスケーキを贈っているということです。

白石社長は「ことしは物価の高騰で材料も値上がりして苦労もしましたが、皆さんの笑顔が見られて頑張って用意したかいがありました」と話していました。

盛岡市の療育センターの代表は「冬休みを迎えた子どもたちが施設で待っているので、ケーキを食べて楽しく過ごします。毎年贈っていただいて本当にありがたいです」と話していました。