世界遺産の平泉町の中尊寺 来年4月から拝観料値上げへ

世界遺産に登録されている平泉町の中尊寺は、物価高騰などの影響から来年4月からの拝観料を最大200円値上げすることを決めました。
値上げは1995年以来となります。

中尊寺によりますと、金色堂や宝物館の修繕や参道整備の費用が見込まれ、物価高騰の影響で寺には欠かせない線香やろうそくなどの価格も値上がりしているということです。

このため、来年4月から金色堂などの拝観料を最大で200円値上げすることを決めました。

具体的には、大人が800円から1000円に、高校生は500円から700円、中学生が300円から500円に、小学生も200円から300円に値上げします。

値上げは、いまの拝観料に改定した1995年以来だということです。

中尊寺では、国宝の金色堂が建てられてから来年がちょうど900年の節目の年となり、さまざまなイベントも予定されています。

中尊寺は「境内の環境の維持や観光コンテンツの新たな発掘で、訪れる人たちの祈りの空間の創出に取り組んでいくので理解をお願いしたいです」としています。