盛岡市 親元離れ市内で暮らす学生に米や食品を支援 先着順

物価の高騰が続く中、盛岡市は、進学のため親元を離れて盛岡市内で暮らす高校生や大学生などのうち、先着の1500人に、ブランド米などを贈る取り組みを年明けにも行うことを決めました。

盛岡市によりますと学生や生徒に贈るのは、市内でとれたブランド米「銀河のしずく」と地元産の野菜などで作ったレトルト食品など5000円相当の食品の詰め合わせです。

対象となるのは、進学のため親元を離れ、市の外から盛岡に来て学んでいる高校生や大学生、専門学校生などで、学校が市外にあっても市内で生活していれば対象になるということです。

1500人が対象で、来年1月ごろに募集し、先着順に2月ごろから発送を始めるとしています。

盛岡市は、県外で学ぶ市出身の学生などに対しても「もりおかエール便」として、冷麺やじゃじゃ麺など5000円相当の詰め合わせを贈っています。

このエール便は、これまで新型コロナ対策として行ってきましたが、今年度も物価高騰対策として行うとしています。

こちらも先着の1500人が対象で、来年2月ごろに募集を行うということです。

事業費用は市外から来た学生などへの支援がおよそ1800万円。もりおかエール便がおよそ1200万円で、いずれも今、開かれている市議会に補正予算案として提出されます。