花巻東高校 佐々木麟太郎選手「米大学は5つほどに絞った」

ことし夏の甲子園でベストエイトに進み、アメリカの大学への進学を目指している花巻東高校の佐々木麟太郎選手が13日、高校で取材に応じ、「アメリカの大学は5つほどに絞り、高校卒業までには進学先を決めたい」と述べました。

ことし夏の甲子園でベストエイト進出に大きく貢献し、高校通算で140本のホームランを打っている花巻東の佐々木麟太郎選手は、ことし10月に鹿児島市で行われた国体の試合のあとに、アメリカの大学への進学を目指すことを明らかにしていました。

13日、花巻東高校で取材に応じた佐々木麟太郎選手は進学先について、「アメリカの大学は来年9月に入学なので、まだ現段階で決まっていないが、今言えることは5つほどに大学は絞った。また来年にアメリカに行って決めたいと思っています。はっきりはしないが、3月の高校卒業までには決断したい」と述べました。

佐々木選手はことし9月に英語の通訳担当者と2人で渡米し、複数の大学の施設の見学や学校関係者と面談するなどしたということで、「アメリカの大学では、野球だけではなく経営や経済を学びたい。この後の人生のことも考えていて、次のステージを考えながらいろいろと学んでいきたいです」と話していました。

現在は、野球のトレーニングを続けながら、週に4回ほど英語の勉強などにも取り組んでいるということです。

これについて佐々木選手は、「英会話ができないとか、勉強の面や野球についても不安はもちろんあるが、それを乗り越えた先にあるものが、自分にとっては明るいものしか見えていないので、楽しみです」と話していました。

花巻東高校の先輩には大リーグ、ドジャースと10年契約を結んだ大谷翔平選手やブルージェイズの菊池雄星投手がいます。

佐々木選手は「大谷選手と菊池投手には尊敬しかないです。2人のような目標とされる選手になれるように一歩でも近づきたい」と話していました。