盛岡八幡宮で年末恒例のすす払い

今年もあと2週間余りとなり、盛岡市にある盛岡八幡宮ではことし1年の間にたまったほこりなどを落とす年末恒例の「すす払い」が始まりました。

12月13日は、正月を迎える準備を始める「事始めの日」とされていて、盛岡八幡宮では毎年、この日からすす払いを始めます。

13日は「浄衣」と呼ばれる白い装束に身を包んだ神職の2人が長さおよそ4メートルあるささ竹を使って、社殿の軒下などふだん手の届かないところにたまったちりやほこりを丁寧に払い落としていました。

盛岡八幡宮では、このあと年末にかけて境内にある社を掃除したあと、酒や餅を供え、門松などを飾り付けて、新年を迎える準備を進めることにしています。

神職の西舘徳史さんは「新型コロナが5類に移行したので、多くの人に参拝してもらい、すがすがしい気持ちで正月を迎えてほしい」と話していました。

盛岡八幡宮によりますと、正月三が日の人出は新型コロナの影響でおととしは7万人にまで減りましたが、ことしは22万3000人にまで回復し、新年はおよそ23万人が訪れると見込んでいるということです。