岩手 二戸市 “地元での就職考えて”企業が工業高校で説明会

高校生に地元での就職を考えてもらおうと、二戸市の工業高校で地元企業4社が説明会を開きました。

これは県の広域振興局などが企画し、福岡工業高校の1年生と2年生あわせて90人あまりが参加しました。

3つの組に分かれて、二戸市や周辺の食品加工会社やアパレルメーカーなど4つの会社の担当者から、仕事の内容や求めている人材などについて説明を受けました。

県北広域振興局によりますと、二戸地域では地元の高校を卒業して就職した生徒のおよそ半数が地元に就職してきましたが、▽ことし3月の卒業生で地元で就職したのは45.6%にとどまり、▽去年3月の卒業生の52.3%を下回ったということで、広域振興局では高校のほか小学校や中学校でもこうした説明会を開いて、地元企業への就職を促したいとしています。

参加した2年生は「どの企業も地元の大切さや地域を発展させたいという気持ちが伝わってきて、自分たちも地域に貢献したいと思いました」と話していました。

県北広域振興局二戸地域振興センター地域振興課の鈴木静子課長は「県北地域には魅力的な企業がたくさんあります。地元の企業を知ってもらい、進路の選択を増やしてほしいと思います」と話していました。