サッカーJ3スタジアム問題 盛岡市長 “他市町村の支援を”

サッカーJ3「いわてグルージャ盛岡」が整備をめざす新しいスタジアムについて、盛岡市の内舘市長は11日の市議会で、整備に向けて県内のほかの市町村からも支援を受けられないか検討する考えを示しました。

いわてグルージャ盛岡のホームで、盛岡市が所有する「いわぎんスタジアム」は、収容人数がJ1やJ2の基準を下回っているため、グルージャがJ2に昇格するためにはJリーグに整備計画書を提出する必要があります。

これについて盛岡市は県などとともに協議委員会に入り、今のスタジアムの改修など整備に向けて検討を進めています。

11日の市議会で内舘市長は、整備費用の負担などについて質問を受け「ほかの市町村からの直接的な協力は基本的には難しいと思うが、支援を募る方策がないか、グルージャや県などとも意見交換を行いながら検討したい」と述べ、ほかの市町村からの支援について検討していく考えを示しました。

また内舘市長は、来年6月までとされていた整備計画書の提出期限について、コロナ禍で十分な協議ができなかったとしてグルージャがJリーグと交渉した結果、1年間の延長が認められ、再来年6月までになったことを明らかにしました。