三陸鉄道でレトロ調の車両「洋風こたつ列車」の運行が始まる

岩手県沿岸を走る三陸鉄道で、「洋風こたつ列車」と呼ばれるレトロ調の車両の運行が始まり、鉄道ファンなどが冬の三陸の景色を楽しみました。

三陸鉄道では、昭和初期をイメージしてデザインされたレトロ調の車両、「洋風こたつ列車」をこの時期から走らせていて、ことしも9日から運行が始まりました。

列車は宮古駅を出発し、今年から終点になった釜石駅へおよそ1時間40分をかけて向かいました。

列車が走り始めると、乗客たちは瓶に入ったウニやイクラなどをごはんにかける「瓶ドン」と呼ばれる海鮮丼をこたつに入りながら食べて冬の三陸沿岸の景色を楽しんでいました。

東京からから来た親子は「初めて乗りました。レトロな感じで良い感じです。こたつも食事も含めて、雰囲気があって貴重な体験です」と話していました。

三陸鉄道旅客営業部の橋上和司さんは「豪華な列車と美味しいお弁当を準備しています。全国の皆様にお越し頂いて、冬の三陸を楽しんでほしいです」と話していました。

洋風こたつ列車は、年末年始をのぞいて来年2月まで土日や祝日に1日1便予約制で運行されます。