三陸鉄道が来年で開業40周年 記念ロゴマークなどをお披露目

岩手県沿岸を走る三陸鉄道が開業して来年で40周年となるのを前に「未来に向かって走り続ける」という思いを込めた記念のロゴマークなどがお披露目されました。

7日は宮古市内にある車両基地でお披露目のセレモニーが行われ三陸鉄道の社員およそ20人が集まりました。

三陸鉄道は全国初の第3セクターの鉄道として1984年に開業しました。

震災の津波で被害を受けましたが、3年後には復旧し、2019年3月に第3セクターの鉄道としては、全国で最長となる久慈市から大船渡市までの163キロの区間の一貫運行するリアス線が開通しました。

来年4月で開業から40周年となり、7日はそれを記念するロゴマークをあしらったヘッドマークや車両ステッカーなどがお披露目されました。

ロゴマークは「未来に向かって走り続ける」という思いを込めて朝日をイメージした形になっていて車両とともに三陸の海や山が描かれています。

また記念の車両ステッカーがつけられた列車14本が7日から運行を始めるということです。

三陸鉄道の石川義晃社長は、「さまざまな困難があったが、地元や観光客のみなさんに支えられてここまで走り続けることができた。今後も多くの人に乗っていただき列車の旅を楽しんでもらいたい」と話していました。

三陸鉄道では来年4月以降、40周年を記念した、企画列車の運行や写真展など、さまざまな催しを予定しているということです。