バドミントン元日本代表 潮田玲子さんが講演 北上
バドミントンの元日本代表、潮田玲子さんが北上市で講演し、挫折を乗り越えるためには、自分はどうしたいのかを常に考えることだと述べました。
潮田さんは、小椋久美子さんとのペアが「オグシオ」という愛称で親しまれ、北京オリンピックで5位に入賞するなどしました。
3日は北上市スポーツ協会の招きで市内を訪れ、およそ140人が講演に聞き入りました。
この中で潮田さんは、中学生の時に岩手県で開かれた大会で初戦で負けて落ち込んだという思い出や、小椋さんとともに北京オリンピックで入賞したものの、自分の力を十分発揮できず悔いを残したという体験を話しました。
そして、目標を立てる時はハードルを少し下げて、小さな目標を達成しながら自信を積み重ねていくことが長続きのコツだと述べました。
そのうえで、自分はどうしたいのかを考えることで挫折を乗り越えてほしいとメッセージを送っていました。
バドミントン部で活動しているという高校生は「潮田さんの話を聞いて、将来、指導者として岩手県のバドミントンを盛り上げていける人材になりたいと思いました」と話していました。
潮田さんは「競技生活の中で学んだことが1つでも伝わればうれしいです」と話していました。