盛岡市の歴史的建造物巡り舞台芸術楽しむ催し

盛岡の町を散策しながら、4か所の歴史的建造物で行われる舞台芸術を見てもらおうという催しが23日から盛岡市で始まりました。

これは、アメリカの有力紙で「2023年に行くべき52か所」にも選ばれた盛岡の町並みや歴史的建造物を楽しみながら芸術に触れてもらおうと、県内の文化や芸術活動を支援している盛岡市のNPO法人が開いたものです。

23日は、オープニングイベントが、明治19年に建てられたといわれる「旧石井県令私邸」で行われました。

2人のダンサーが建物のなかをめぐりながら、参加者20人の前で踊りを披露しました。

東京からイベントに参加した30代の女性は「1人で建物を見学するよりも、すごく心地よく見られて楽しかったです」と話していました。

このほか、昭和2年に建てられた岩手県公会堂では「いわてフィルハーモニー・オーケストラ」のメンバーが、三陸の伝統行事「ナモミ」や「スネカ」から発想を得たパフォーマンスを披露しました。

仮装してフルートやクラリネットなどを演奏しながら太鼓を打ち鳴らすという演出に、訪れた人たちは驚いた様子でした。

このイベントは、明治の末に建てられた「岩手銀行赤レンガ館」「もりおか啄木・賢治青春館」を加えた4つの会場で26日まで開かれています。