釜石市の小野新市長が初登庁 「一致団結し力強い釜石に」

今月行われた釜石市長選挙で初当選した小野共市長が20日、市役所に初登庁し、「一致団結して力強い釜石に向けて進んでいきたい」などと職員に訓示しました。

釜石市出身で県議会議員などを務め、今月12日に行われた釜石市長選挙で初当選した小野共新市長は20日午前9時ごろに市役所に初登庁し、出迎えた職員から花束を受け取るなどしていました。

小野新市長は市長選で、▽医療体制の充実、▽地域経済の活性化、▽子育て支援などを訴えていて、初登庁直後、報道陣の問いかけに「各部署の話を聞き、全体像をしっかりつかみ、公約に挙げた子育て、産業振興、地域医療、教育の4つについて優先順位を決めていきたい」と述べました。

小野新市長は登庁後、庁舎内の各部署を回ってあいさつしたあとに就任式に臨み、「皆さんの能力は高く大いに期待しています。市民などとも連携して直面する課題に当たっていく必要がある。一致団結して力強い釜石に向けて進んでいきたい」などと職員に訓示しました。

また、釜石市で去年、職員が市民全員にあたるおよそ3万人分の個人情報を不正に持ち出したとして懲戒処分を受けた問題についても言及し、「釜石市の存続に関わる大きな問題で信頼回復に向けて努めていかないといけない」などと述べました。

小野市長の任期は2027年(令和9年)11月17日までとなっています。