ポケットマルシェ運営企業 花巻の「雨風太陽」 東証上場承認

農林水産物の通販サイト「ポケットマルシェ」を運営する花巻市の企業「雨風太陽」が東京証券取引所に株式を上場することになりました。
県内企業が東京証券取引所に上場するのは18年ぶりです。

「雨風太陽」は花巻市に本店があり、農林水産物の生産者が直接出品できる通販サイト「ポケットマルシェ」を運営しているほか、情報誌「食べる通信」などを発行しています。

会社によりますと、「ポケットマルシェ」の登録ユーザー数は、およそ70万人に上るということです。

2013年にNPO法人として創業し、2015年に株式会社を設立して事業を展開してきました。

東京証券取引所は13日、「雨風太陽」の株式を新興企業が多い「グロース市場」に来月18日付で上場させることを承認しました。

県内のベンチャー企業を支援している「いわぎん事業創造キャピタル」によりますと、県内企業が東京証券取引所に株式を上場するのは18年ぶりです。

上場について「雨風太陽」の高橋博之代表は「上場することで会社の信用が増し、活動への参加が増えると期待している。都市と地方をつなげる取り組みを続け、地方創生や地方の課題解決もめざしていきたい」と話しています