警部補が部下に暴言を発するパワハラ行為 本部長注意の処分

岩手県警察本部の50代の警部補が部下に暴言を発するなどのパワハラ行為を行ったとして、本部長注意の処分を受けました。

9月22日付けで本部長注意の処分を受けたのは県警察本部に所属する50代の男性警部補です。

警部補は去年7月からことし7月21日にかけて、複数の部下に対し、「アホ」や「ひきょう者」などと侮辱する暴言を発するなどパワハラ行為をしたということです。

県警察本部によりますと、部下が別の上司に相談して発覚したということで、警部補は現在、部下を指導する立場からは外れているということです。

警部補は「部下に責任感や覚悟を持ってほしいという気持ちや、パワハラに対する認識の誤りから行き過ぎた発言をした。不快な思いをさせて申し訳なかった」と話しているということです。

県警察本部は全職員に対し、どのような言動がパワハラ行為にあたるか解説した資料を配付したということです。

県警察本部監察課は「ハラスメント行為は職員の勤務環境を悪化させる極めて憂慮すべき事案と重く受け止めている。今後、このような事案を起こすことがないよう、再発防止の徹底を図ってまいります」というコメントを出しました。