冬を前に電力会社の職員が高齢者宅の電気設備を点検 花巻

暖房などの使用が増える冬を前に、電気製品が安全に使われているか、電力会社の職員が高齢者の家に出向いて点検する取り組みが花巻市で行われました。

この取り組みは、花巻市や北上市を管轄する「東北電力ネットワーク花北電力センター」などが行いました。

暖房などの使用が多くなる冬を前に毎年行ってきましたが、コロナ禍の間は見合わせ、ことし4年ぶりに行いました。

31日は職員11人が、花巻市宮野目地区の高齢者が暮らす家6軒を訪問し、配電盤で漏電が起きていないか測定器具を使って点検したり、照明についた汚れを拭き取ったりしました。

照明器具についたほこりや汚れを取り除くと、明るさが戻るだけでなく、場合によっては節電にもなるということです。

また、古くなった配電盤は安全のため、電気店に相談して交換を検討するようアドバイスしていました。

訪問を受けた80代の男性は「何十年も1人暮らしをしているので、自分ではできないことをしてもらい、感謝しています」と話していました。

東北電力ネットワーク花北電力センターの阿部勝彦総務課長は「冬場に向けてコタツなどを使用する場合は直接、壁のコンセントにつなぎ、たこ足配線はしないように注意してほしいです」と話していました。