有森裕子さんらが講師 小学生がスポーツのすばらしさ学ぶ

スポーツのすばらしさや健康維持の大切さを伝えようと、オリンピックやパラリンピックで活躍したアスリートが滝沢市の小学校で子どもたちと交流しました。

31日、滝沢市立滝沢小学校で開かれた催しでは、▽オリンピックの女子マラソンで2大会連続でメダルを獲得した有森裕子さんと、▽車いすラグビー日本代表として3大会連続でパラリンピックに出場した三阪洋行さんが講師を務めました。

参加した6年生131人は、まず有森さんから体をまっすぐに伸ばすことで姿勢よく軽やかに走ることができることなどを学んでいました。

このあと有森さんは、バルセロナとアトランタオリンピックの女子マラソンで獲得した銀メダルと銅メダルを披露し、子どもたちは手に取って興味深そうに眺めていました。

さらに子どもたちは、三阪さんの指導を受けながら車いすラグビーを体験し、競技用の車いすをぶつけるタックルの衝撃の激しさに驚きの声を上げていました。

参加した児童は「有森さんの本物のメダルを見てすごいと思いました。姿勢を意識して生活すると健康になれることを家族にも伝えたいです」と話していました。

講師を務めた三阪さんは「障害のある人もない人も、道具やルールを工夫して、スポーツだけでなくいろいろなことに挑戦できると伝えられたのでよかったです」と話していました。

また、有森さんは「オリンピアンとパラリンピアンが一緒にスポーツの意義を伝える貴重な機会になりました。きょう経験したことをいろいろな場面で生かしてほしいです」と話していました。