岩手 雫石町 葛根田渓谷で紅葉シーズン
雫石町の葛根田渓谷では、今年も紅葉のシーズンを迎えました。
葛根田渓谷は、烏帽子岳と三ツ石山の間を流れる葛根田川が大地を削って作られた渓谷で、およそ10キロ続きます。
今年の紅葉は例年より数日遅かったものの、ここ数日の冷え込みで一気に紅葉が進み今週、ピークを迎えました。
流域に広がるブナの原生林は黄色く色づき、カエデやウルシが赤色を添えています。
渓谷の上流にある滝ノ上温泉の人によりますと、今年は夏の暑さの影響なのか、色づく前に葉を落としてしまった木もあるということです。
葛根田渓谷の下流にある「玄武洞」は、高さ70m、幅160mある岸壁でこの渓谷の見どころの一つです。
溶岩が冷えて固まる時に起きる柱状節理という現象で、六角柱など規則正しい形が岩面に並んでいます。
その周りを木々が彩るのも今の時期だけの光景です。
こうした渓谷美と紅葉を楽しむ観光客は、コロナが明けて遠方から来る人も増えて来ているそうです。
葛根田渓谷の紅葉は終盤になっており、冬はもうすぐそこです。