水揚げされたばかりの秋サケで小学生がハンバーグ作り 洋野町

漁が本格化した秋サケを使った料理教室が洋野町の小学校で開かれ、子どもたちがサケのハンバーグづくりに挑戦しました。

この料理教室は地元でとれる食の恵みを知ってほしいと、県が洋野町の中野小学校で開き、23日は5年生15人が参加しました。

23日朝、水揚げされたばかりの体長60センチほどのサケが用意され、「岩手県食の匠」として県から認定を受けている久慈市の土畑登美江さんが早速、包丁を入れ、3枚におろしてみせました。

おろした切り身は子どもたちが細かく刻んでミンチにし、シイタケやタマネギなどと混ぜてハンバーグにしていました。

また残った頭や骨はあら汁に、筋子は塩水にさらしてイクラの醤油漬けにし、1本まるごと調理してみんなで味わいました。

参加した子どもたちは「いろいろ学べて、料理もおいしかったので次は自分たちで作ってみたいです」と話していました。

別の子どもは「サケは好きではありませんでしたが、ハンバーグはお肉よりおいしくて好きになりました」と話していました。

県の県北広域振興局水産部の工藤飛雄馬部長は「この地域でとれる水産物にはすばらしいものがたくさんあるので、子どもたちにもっとよさを知ってもらいたいです」と話していました。