地域ブランドとして国が新たに指定「岩手」の清酒をPR 盛岡

全国の特産品を国が地域ブランドとして保護する制度で、新たに指定を受けた「岩手」の清酒を小売業者などにPRするイベントが盛岡市で開かれました。

イベントは盛岡市のホテルで開かれ、県内外の小売業者などおよそ160人が参加しました。

国が進めるGI=地理的表示という制度で「岩手」は、先月、清酒の産地としての地域ブランドの指定を受けました。

これにより今後は、認められた製品だけが「岩手」という表示をできるようになります。

イベントでは、指定を行った仙台国税局の清水雄策局長が「GIを取得すると、つくり手が地域ブランドの価値を消費者に伝えやすくなるとともに消費者には安心してお酒を選んでもらえる」と述べ、指定を祝いました。

そして「岩手」ブランドの表示を認められた20の銘柄の試飲が行われ、参加した業者などが飲み比べをしていました。

県酒造組合の久慈浩介副会長は、「岩手の清酒は、南部杜氏の最高の技術と伝統をベースに、口当たりが柔らかく、爽やかな香りと味わいを感じるのが特徴です。GIの認定を受け、世界に向けて積極的に販売していきたい」と話していました。