九戸村 かつての特産をブランド化 “まさざねネギ”お披露目

九戸村でかつて特産だったネギをブランド化し、産地の復活を目指そうと17日,村役場でネギのお披露目が行われました。

九戸村ではかつてネギが盛んに栽培されていましたが、村によりますと、多いときで30人ほどいた生産者は高齢化などで現在では8人になり、10年前に比べ、生産量もおよそ3割まで減っているということです。

そこで村では、ネギを「まさざねネギ」としてブランド化し、産地の復活と生産者確保を目指すことになりました。

お披露目会では、若手ネギ生産者がネギの名前の由来となっている「九戸政実」の鎧兜姿で登場し「天を衝くうまさ」とキャッチコピーがついた「まさざねネギ」をPRしました。

九戸村は昼と夜の温度差が大きく、畑の土も水はけがよいためネギの栽培に向いていて、収穫されたネギは緑と白い部分のバランスが良く甘いのが特徴だということです。

九戸村のネギ農家七戸宏大さんは「甘みが強く、ネギが苦手の人も食べられると思います。ブランド化することで価格も安定していくかと思いますので頑張っていきたい」と話していました。

九戸村産業振興課西野誠農政推進監は「生産者や生産量を増やしていきたいと思います。是非、天を衝く美味しさのネギを味わってほしい」と話していました。

「まさざねネギ」は、今月21日に九戸村の「道の駅おりつめオドデ館」や盛岡市で特別販売されます。