スタジアム問題 盛岡市長 実現に向けグルージャ支援の姿勢

サッカーJ3、いわてグルージャ盛岡の新スタジアムの建設計画について、盛岡市の内舘市長は「県や関係機関と連携して検討を進めたい」などとして計画の実現に向けて支援していく姿勢を示しました。

これは12日、開かれた盛岡市議会の一般質問で内舘市長が答弁しました。

内舘市長は、浅沼克人議員からのスタジアム改修の進め方や、計画書のJリーグへの提出期限に関する質問を受け、「県民、市民の機運醸成が不可欠だ。グルージャのホームゲームの観客数が減少傾向にある中で、市としてもグルージャのPR活動を支援していきたい」と答弁しました。

現在、グルージャのホームゲームが行われているいわぎんスタジアムの収容人数はおよそ5000人で、J1やJ2の基準を満たしておらず、来年6月までに基準を満たす新たなスタジアムについて、場所や予算額なども明示した建設計画書を提出する必要があります。

12日の答弁で内舘市長は「財源確保などさまざまな課題がある中で、県や関係機関と連携して計画を検討するとともに、改めてスタジアムの基準の緩和や、計画書の提出期限の延長についても、グル−ジャとともにJリーグに要望していきたい」と述べ、計画の実現に向けてグルージャを支援していく姿勢を示しました。

新たなスタジアムについて、グルージャは盛岡市など人口の多くない都市については今後、Jリーグの基準が緩和されることも見込まれるとして、収容人数を8500人規模とするとともに、いわぎんスタジアムを改修して建設する費用としておよそ45億円を見込んでいます。