JR山田線開業100年 来月上米内駅で記念式典

JR山田線が盛岡駅と盛岡市の上米内駅の間で開業してからことしで100年になったのを祝い、来月、記念式典が開かれることになりました。

現在盛岡と宮古を結んでいるJR山田線は、100年前の1923年10月10日に盛岡駅と上米内駅の間で開業しました。

その後は延伸され盛岡と沿岸を結ぶ路線として通勤や通学などで利用され、1987年度には1日平均1000人を超える利用者がありましたが、その後は減少して最近は100人を下回りいわゆる赤字路線となっています。

県と沿線の盛岡市や宮古市が存続に向けた話し合いを続ける中、盛岡・上米内間の開業がことし100年になったことを祝い、地元の住民が中心となって開業当初からの駅舎がいまも使われてる上米内駅で来月4日に記念の式典を開くことになりました。

当日は餅まきが行われるほか、さんさ踊りが披露されるということです。

式典を主催する上米内地区活動推進協議会の渡辺光一副会長は、「存続の危機にある山田線だが、現在も通学や通院などで必要な路線だ。次の100年に向けて鉄路を維持する活動を続けていきたい」と話しています。