西和賀町でキノコ採りの74歳の女性 クマに襲われけが

11日、西和賀町でキノコ採りをしていた74歳の女性がクマに襲われ、顔にけがをしました。
警察によりますと、意識はあり、命に別状はないとみられるということです。

11日午前7時すぎ、西和賀町沢内で74歳の女性が「クマに顔をひっかかれた」と近くに住む人が警察に通報しました。

警察によりますと、女性は顔にけがをして病院に搬送されましたが、意識はあり、命に別状はないとみられるということです。

現場は周囲を山に囲まれた住宅が点在する地域です。

警察によりますと、女性は自宅近くの雑木林でキノコ採りをしていたところ、クマに襲われたということで、クマの大きさなどはわかっていないということです。

その後、周辺でクマの目撃はないということですが、警察などはパトロールをして住民に注意を呼びかけています。

県内では今年度、クマに襲われてけがをした人が今月7日までに33人に上り、すでに記録が残っている1993年度以降で最も多くなっています。

県はことし5月に出した「ツキノワグマの出没に関する警報」を維持して、クマの被害に警戒するよう呼びかけています。