「三陸鉄道イーハトーブ列車」 4日からの運行を前に披露

宮沢賢治の詩や童話などをテーマに全国から募ったイラスト70点余りを展示した「三陸鉄道イーハトーブ列車」が、4日からの運行を前に宮古市の車両基地で披露されました。

三陸鉄道イーハトーブ列車は、全国の人たちに三陸地域を知ってもらおうと三陸鉄道などが企画しました。

宮沢賢治の詩や童話などをテーマにした三陸鉄道のイラストを募集し、応募作品を車両1両の中に展示しています。

この車両が3日、宮古市にある車両基地で披露されました。

73点が展示されていて、このうち、「風の又三郎」をテーマにしたイラストは、車両の屋根に白い服を着た少年が腰掛け、木の葉を吹き飛ばしながらやってくる様子が描かれています。

また、「虔十公園林」をテーマにしたイラストは、やせた土地に主人公が植えた苗が育ち、子どもたちの遊び場になった様子が描かれています。

この三陸鉄道イーハトーブ列車は、4日から今月31日まで久慈駅と盛駅の間を1日1往復します。

また、宮古駅では応募作品の一部を載せた来年度のカレンダーも販売されています。

三陸鉄道の石川義晃社長は「車内の絵を見ながら、車窓から見える景色も楽しんでもらえれば」と話していました。