県産食材をPR 県外のバイヤーと生産者の交流会

県内外のバイヤーに向けて県産食材をPRしようと、「いわて県産食材マッチング交流会」が26日盛岡市で開かれました。

会場となった盛岡市の複合施設、アイーナでは、県内の農家や漁業者、それに生産者団体など合わせて25の事業者が商品を展示し、全国から訪れた飲食店やホテルなどのバイヤーおよそ90人に商品を紹介しました。

ことしで2回目となる交流会では、去年の野菜、果物に加え新たにきのこ・山菜類、肉類、水産物が出展されました。

金ケ崎町の羊の肉や矢巾町の原木椎茸などが並べられ、バイヤーが試食をしたり、商品の特徴やおすすめの食べ方を尋ねたりしていました。

また陸前高田市でしょうがを生産している菊地康智さんは根から葉まで1メートルほどに成長した採れたてのしょうがを展示し、バイヤーたちの目を引いていました。

菊地さんは9年前に千葉県から陸前高田市に移住し、震災で被害を受けた高齢女性に健康に過ごしてほしいとしょうがの生産を始めたということで、「県内でしょうがを作っている人は少ないので、みなさんに認知してもらえたら嬉しい」と話していました。

神奈川県から訪れたバイヤーは「生産者さんひとりひとりのストーリーを、交流会で知ることができ、新しい刺激をもらえた」と話していました。