里山づくりに取り組む高校生 秋の味覚・マツタケ採りに挑戦

岩手県洋野町でマツタケが育つ里山づくりに取り組んでいる高校生たちが手入れを続けてきた里山で秋の味覚・マツタケ採りに挑戦しました。

洋野町にある県立大野高校は、町内にある久慈平岳の中腹で、20年近く前から木の下枝を刈り取ったり落ち葉を取り除いたりしてマツタケが育つ里山づくりに取り組んでいます。

26日は全校生徒62人が地元のキノコ採り名人とともにマツタケを探しました。

マツタケはアカマツの木の周りの日当たりのよい場所によく生えるということで、生徒たちはこうした場所を中心に探していました。

この時期、毎年行っていて、おととしはマツタケが見つかっています。

生徒たちは1時間あまり探しましたが、去年に続きことしもマツタケを見つけることはできませんでした。

ことしは猛暑だったため山も気温が高く、今のところマツタケが生える条件が整っていないのではないかということです。

代わりに生徒たちはチチタケなど食べられるキノコをたくさん見つけていました。

3年生の木村遼さんは「今年で最後でしたがマツタケが採れなくて残念です」と話していました。

また、初めて参加した1年生の竹高未花さんは「採れなくて悔しかったですけれど、大野高校ならではの行事に参加できてとても楽しかったです」と話していました。