高校生がこはくの採掘体験 久慈

岩手県久慈市の「久慈琥珀博物館」の敷地にある採掘体験場で、地域産業の魅力を知ってもらおうと高校の生徒たちによるこはくの採掘体験が行われました。

これは野田村にある県立久慈工業高校が地域の資源を活用することや地域産業の魅力を学んでもらおうと行ったものです。

25日は1年生25人が博物館の敷地内にある「琥珀採掘体験場」を訪れ、まず、博物館の職員から「ジェットと呼ばれる木が化石になった黒い層にこはくがある可能性が高い」などと説明を受けました。

そして、生徒たちはシャベルなどで地層を削りこはくを探していました。

採掘体験場の地層は「玉川層」と呼ばれるおよそ9000万年前の白亜紀後期の地層で、こはくのほかにティラノサウルスの歯の化石や新種のカメの化石なども見つかっています。

採掘でこはくを見つけた播磨星汰さんは「正直見つけられると思っていなかったので嬉しかったです。高校で土木を学んでいますが、採掘と同じで丁寧さが求められるので参考になりました」と話していました。

また、新山愛璃さんは「久慈市に世界的に有名なものがあるのは強みだと思うので、そういうものを活かして地域の活性化につなげていきたいと思います」と話していました。