新たに農業を始めたいと希望している人を対象の見学会 宮古市

宮古市でで新たに農業を始めようという人などを対象にした見学会が開かれました。

これは新たに農業を始めたいと希望している人などに畑の様子や野菜の種類ごとの特徴を紹介し理解を深めてもらおうと、県の宮古農業改良普及センターが開きました。

14日は8人の参加者が宮古市刈屋地区の久保田智治さんの畑で宮古市で栽培が盛んなブロッコリーやキュウリなどの生産現場を見学しました。

久保田さんは、ブロッコリーは、涼しい気候を好むので宮古市で栽培が盛んになったこと、キュウリは狭い農地でも育てることができ単価も高いメリットがある一方、収穫時は忙しいと説明しました。

さらにピーマンは病気にかかりにくく育てやすい分、栽培している農家が多く単価が比較的安いと説明しました。

現在は漁業に携わっていて今後、就農を目指している松本大亮さんは「先輩農家さんから色々話を聞いて学びたいと参加しました。キュウリやピーマンの栽培に興味が湧きました」と話していました。

また、実家が農家の高森春佳さんは「大変な所や育て方などの話を直接、聞けて良かったです」と話していました。

県宮古農業改良普及センターの荻内謙吾室長は「農業も高齢化が進んでいます。これを機会にチャレンジする方を確保して、産地の活性化につなげていきたいと」と話していました。