宮古市の名物 「いかせんべい」小学生が手焼きを体験

宮古市の小学生が煎餅工場で三陸産のイカを使った名物の「いかせんべい」の手焼きを体験をしました。

これは地元名物のせんべいを焼く体験を通して、地域の企業への理解を深め物作りの楽しさを知ってもらおうというもので13日は、宮古市立花輪小学校3年生19人が煎餅工場を訪れました。

この会社はおよそ140年前に創業し、今も変わらない製法で「いかせんべい」を製造していて、子どもたちは手焼きに挑戦しました。

三陸産のイカを煮出した汁にいかの粉末と小麦粉を混ぜ合わせて生地を作りイカの形をした焼き型に入れ、1分ほど焼き上げます。

子どもたちはコンロが熱く焼き型を持つのが大変そうでしたが、焼き上げる時間をみんなでカウントするなど、ふだんできない体験に楽しそうでした。

参加した永洞琉星さんは「工場の近くに来たらよい匂いがしました。上手にできたと思います」と話していました。

また、コンロの熱さに苦戦していた両川由里子さんは「熱くてひっくり返すのが大変でしたが、うまく焼けてすごく嬉しいです」と話していました。

いかせんべい製造会社の山本美希営業主任は「いかせんべいが生まれた経緯や三陸産の原材料をつかうなどのこだわりを知ってもらって、郷土愛を深めてほしいと思います」と話していました。