ご当地アイドル 大雨被害への義援金を日本赤十字社に贈呈

東日本大震災をきっかけに結成された岩手のご当地アイドルが、ことし全国各地で発生した大雨災害への義援金を日本赤十字社に贈りました。

盛岡市にある日本赤十字社岩手県支部で行われた義援金の贈呈式は、岩手のご当地アイドル、「chairmans」のリーダーなどが参加しました。

「chairmans」は東日本大震災の被災地にAEDの普及などをはかろうと、結成されたアイドルグループです。

先月北上市で行われた水害で被害を受けた全国の地域を支援するチャリティーイベントで販売されたTシャツの売り上げの一部などを義援金として寄付することになり12日は14万円あまりの目録を日本赤十字社に贈りました。

義援金は秋田県などことし発生した3つの大雨災害で被災した9つの県に日本赤十字社を通して届けられるということです。

日本赤十字社岩手県支部の平野直事務局長は「全国各地で水害が発生する中で、こうした義援金は心強く、被災地で大切に使わせてほしい」と話していました。

「chairmans」のリーダー、去石莉子さんは「東日本大震災当時小学2年生だった私が、いま全国の被災地の役に立ててうれしい。被災地の方が1日でも早く元の生活に戻れるよう義援金を使ってほしいです」と話していました。