伝統の“花巻まつり” 10日最終日 4年ぶりにみこしも登場

430年あまり前に始まったとされる伝統の祭り、「花巻まつり」が10日まで行われ、けんらん豪華な山車やみこしが花巻市内を練り歩きました。

「花巻まつり」は、風流山車と呼ばれ人形や、赤や黄色、白のぼたんの花などを飾りつけた12台の山車が呼び物です。

相撲の初代・錦木塚五郎や、宮沢賢治の作品、「銀河鉄道の夜」などの人形がけんらん豪華に飾りつけられ観客の目を引いていました。

ことしは4年ぶりにみこしも登場し、祭りの最終日の10日は、28基のみこしが、わっしょいわっしょいの掛け声とともに練り歩きました。

参加したみこしは3日間の祭り期間中、のべ119基にのぼりました。

このほか地元の町内会の10団体、450人による「花巻ばやし」の優雅な手踊りも披露されました。

花巻ばやしに参加した中学3年生の女子生徒は、「リズムに乗ってみんなと踊るのが楽しいです」と話していました。

長野市から夫婦で訪れたという73歳の男性は「山車は時代ものなどいろいろ工夫しているのがすごいです」と話していました。

市内の40代の女性は「去年は山車だけでしたので、みこしがある祭りは雰囲気が変わり盛り上がります」と話していました。