岩手県内の待機児童 東北で2番目に多い27人
保育所などの空きを待つ「待機児童」は岩手県内ではことし4月時点で27人と東北6県で宮城県についで2番目に多くなりました。
こども家庭庁によりますと、ことし4月時点で岩手県内で保育所などの空きを待っている待機児童は27人と去年に比べ8人減ったということです。
全国では2680人で、去年と比べて264人減少し、調査を開始した平成6年以降で最も少なくなりました。
また東北地方では宮城県が最も多く41人で、福島県は13人、秋田県が3人、青森県と山形県は待機児童はいませんでした。
県内の待機児童を市町村別にみると、滝沢市が16人と最も多く、奥州市が7人、紫波町が2人、盛岡市と花巻市がそれぞれ1人でした。
県によりますと、待機児童の要因として、地域や年齢によって需要に偏りがあったことをあげています。
一方、通いやすいことなどを理由に特定の保育所を希望するなどして、空きを待ついわゆる「隠れ待機児童」は、県によりますと225人でした。
県子ども子育て支援室は「保育士の資格があり、いまは働いていない人の就労支援などを行い、待機児童が生じないように市町村を支援していきたい」と話していました。