石川啄木ゆかりの地を駆け抜ける 盛岡市でマラソン大会

歌人・石川啄木ゆかりの地を駆け抜けるマラソン大会が盛岡市で開かれ、参加した人たちは、啄木が愛したことで知られる景色を楽しみながら、健脚を競いました。

このマラソン大会は、盛岡市などが毎年開いているもので、33回目となることしは地元の子どもたちのほか、北海道や愛媛県など全国各地からおよそ1900人が参加しました。

大会は、石川啄木が幼少期を過ごした寺などに近い盛岡市の渋民運動公園をスタートとゴールに、3キロからハーフマラソンまで4つのコースが設けられ、啄木が愛したことで知られる景色を眺めながら、走ることが出来ます。

このうち3キロのコースは、午前9時から年代別に順番にスタートしました。

10日は、晴れて青空が広がり、ランナーたちは、黄金色に色づいた田園風景の中を走り抜けていました。

沿道には、家族連れなど多くの人が詰めかけ、ランナーに声援や拍手を送ったり写真を撮ったりしていました。

小学2年生の子どもと一緒に走った母親は「知人と一緒に初めて参加しました。良い景色を見ながら走れて気持ち良かったです。親子で一緒に完走できたので良い思い出になりました」と話していました。