青山学院大生 宮古の高校生らと交流 被災者支援の現状学ぶ

東日本大震災以降、宮古市への支援を行っている青山学院大学の学生が6日、地元の高校生などと交流しました。

青山学院大学では大学で学んだ知識を社会貢献につなげようと、東日本大震災以降、学生が宮古市を訪れて地域住民と交流するなどして、被災者支援の現状や課題を学んでいて、ことしも今月10日まで9人が訪れています。

学生たちは6日、3班に分かれて、宮古水産高校の生徒が宮古湾で授業の一環としてダイビングをする様子を船から見学したり、高校生が考案したスケソウダラを使った缶詰めづくりや、すり身でかまぼこ作りをしたりしていました。

さらに午後からは、宮古市の社会福祉協議会が震災後に宮古市で被災した人たちにどのように生活支援を行ってきたかなどの説明を受けていました。

宮古市を訪れた学生の1人は「震災発生時は小学1年生で実感がありませんでしたが、宮古市に来て実態が見えて、貴重な経験ができました」と話していました。

青山学院大学コミュニティ人間科学部の吉岡康子准教授は「学生には宮古市の人達と交流していろいろなことを学び、自分たちができることを考えて、宮古のために実行してほしいです」と話していました。