採用試験の解禁前に 地元企業が高校生に面接指導 北上

高校生の採用試験が来月、解禁されるのを前に、北上市の高校で地元企業の役員などによる面接の指導が行われました。

これは県建設業協会北上支部が県立黒沢尻工業高校に出向いて行ったもので、土木科の3年生18人が参加しました。

面接を行ったのは地元企業9社の役員などで、本番さながらになぜ入社を希望するのかや、自分の長所は何かなどを質問していました。

高校生の就職活動は、来月16日から面接など採用試験が解禁されます。

岩手労働局によりますと、県内では地元で就職を希望する高校生が増えていて、昨シーズンは地元就職の割合が73.6パーセントと高い水準が続いているということです。

面接指導では、明るくはっきりと自分の言葉で仕事に対する熱意をアピールすることや、入社したら会社では先輩とのコミュニケーションを積極的に取ることが大切だといったことがアドバイスされ、生徒たちが真剣な表情で聞き入っていました。

参加した男子生徒は「きょうの面接で貴重な体験をしたので、これからの就職活動にいかしたい」と話していました。

また女子生徒は「緊張しましたが、自分の言いたいことは伝えられたと思います。積極的に活動して、女性でも土木関係の仕事ができるということを知ってほしい」と話していました。