高校生がものづくりの拠点を見学 盛岡

高校生にものづくりへの関心を持ってもらい、仕事を選ぶ際の参考にしてもらおうという見学会が盛岡市で開かれました。

見学会には盛岡市立高校の1年生およそ280人が参加しました。

生徒たちははじめに市内の「県工業技術センター」を訪れ、センターの研究員が作った製品や県内の企業などと共同開発した商品を展示したコーナーを訪れました。

このうちチタン製のラグビーボールのオブジェは、2019年に釜石市で開かれたラグビーワールドカップにあわせ、センターにある「金属3Dプリンター」を使って作られたということです。

生徒たちは研究員に作り方を聞いたり手に持ったりしていました。

続いて、生徒たちはセンターに隣接する企業の研究拠点「ヘルステック・イノベーション・ハブ」を訪れ、入居する医療や健康分野に関わるメーカーの研究の様子をガラス越しに見学しました。

また、盛岡市の医療機器メーカーが開発したキットを実際に使って、唾液から酸性度とヘモグロビン量を測定することで虫歯のなりやすさなどを確認していました。

見学会に参加した生徒は「自分の専攻分野と違うが魅力を感じた。将来、こうした開発に携わってみたいと思った」と話していました。