恐竜化石相次いで発見の久慈市で児童が化石の発掘を体験

恐竜などの化石が相次いで見つかっている久慈市で19日、地元の小学生が化石の発掘を体験しました。

恐竜や亀など多くの化石が見つかっている久慈市は「太古ロマンのまちづくり推進事業」を進めていて、19日は市内の小学生とその保護者およそ30人が参加して、化石の発掘体験を行いました。

はじめに、ことし3月、久慈市にあるおよそ9000万年前の地層から小学生が新種の亀の化石を見つけた際に鑑定を行った早稲田大学国際学術院の平山廉教授が「久慈市は海と陸の生物や植物の化石が同じ地層で見つかる珍しい土地です。ぜひ化石を見つけてください」と参加者に呼びかけていました。

小学生などは、その後、新種の亀の化石が見つかった同じ地層の土の塊を手で割るなどして化石を探していて、中には大きなこはくを見つけた人もいました。

こはくを見つけた小学2年生は「大きなこはくが見つかりびっくりしました。うれしいです」と話していました。

また、2年続けて参加したという小学5年生は「去年は何も見つからなかったが今回は色々なこはくが見つかって良かったです」と話していました。

体験会を開いた久慈市政策推進課の小倉宏課長は「久慈市は小学生でも発掘が出来るやわらかい地層で、今後も発掘体験をしてほしいです」と話していました。