久慈市で「減塩」について考えるイベント

岩手県久慈市で、健康や長寿につなげようと日頃から食事の塩を減らす「減塩」について考えるイベントが開かれました。

久慈市では、地元医師会や保健所などと連携して塩分の取り過ぎによる高血圧などを防いで長寿につなげる取り組みを進めていて、20日は久慈市文化会館で「減塩フェスタin久慈」というイベントが開かれました。

このなかで、日本高血圧学会に所属する日下美穂医師が「命のSDGsは減塩と血圧コントロールから」と題して特別講演を行い、「1日6グラムを目安に減塩をして血圧をコントロールすれば病気になりにくくなる」と訴えました。

このほか、会場ではその場で血圧が測れたり日頃の体調の変化などを相談できたりするブースや、食べ物にどの位の塩分が含まれているかわかる展示ブースなども設けられ、多くの人でにぎわっていました。

会場を訪れていた久慈市の80代の男性は「きょうはためになる話が聞けて良かったです。これからも減塩に気をつけていきます」と話していました。

久慈医師会の白戸隆洋理事は「東北は塩分の摂取が多いと言われています。減塩を意識した生活を久慈市だけではなく、岩手県、東北全体に広げていきたいと思います」と話しています。