終戦の日に「赤紙」再現したチラシを配り平和について考える

終戦の日の15日、戦時中の軍の召集令状「赤紙」を再現したチラシを配って、平和を考えてもらう取り組みが盛岡市などで行われました。

反戦を訴える活動をしている盛岡市の市民団体は、毎年8月15日の終戦の日にあわせて戦時中の旧日本軍の召集令状「赤紙」を再現したチラシを配って、平和や反戦を呼び掛けています。

ことしも、盛岡市の大通商店街の交差点で20人余りが参加して、戦時中、三重県の男性に実際に送られてきた赤紙を再現したチラシ300枚を配りました。

参加した人たちは、通りかかった人たちにチラシを手渡しながら取り組みの趣旨を説明したり「子どもたちの将来や平和について考える一日にしてほしい」などと訴えたりしていました。

活動を行った市民団体「岩手県母親大会連絡会」の川口登美子事務局長は「ロシアとウクライナの戦争のように、戦争は一度、始まると止めることは難しい。自分に関係のないことだと思わず、一人一人が戦争はいけないことだと感じるきっかけにしてもらいたい」と話していました。